2021年03月
基礎講座07-3 エリオット波動論(波動の個性編)
基礎講座07-3「エリオット波動論(波動の個性編)」
エリオット波動の基礎講座第3弾、波動の個性について学習していきましょう
波の個性とは、つまりそれぞれの波の特徴です
これを知る事で、今の波が推進波なのか、修正波なのか、はたまた何波なのかを図る一つの材料となります。
今回は図はなく、言葉だけでの説明となりますので、今までのガイドラインなどを横目に読むと分かりやすいかもしれません
では、行ってみましょう!
1)推進波
<1波動目>
・スタートしたことがわかりにく
・ダイアゴナルトライアングル(5-3-5-3-5)になることもある
<2波動目>
・FR50.0・61.8の戻しが多い ⇒ もっと深く戻すとWトップやWボトムのフォーメーションになる
・100%近くかなり深く戻す場合もある
・ジグザグ系のフォーメーションになる事が多い
・交換の法則で稀に横這いの展開になることもある ⇒ その場合は4波目が急勾配
<3波動目>
・衝撃波で一番小さくならない
・3波動目が延長波となる可能性が一番高い
・1波動目の1.382・1.5・1.618・2.0・2.618・3.0・4.0倍になる(1.618倍以上となる場合が多い)
・3波の終点は、基本0-2チャネルを超える
<4波動目>
・浅い戻し(リトレイス)になる事が多い
・3波目のFR38.2・50.0、0-3波目のFR38.2の戻しが多い
・横這いのフラット系やトライアングル系が表れやすい ⇒ 2波が横這いなら4波は急勾配(交換の法則)
・為替相場では深く戻すことがあり、この場合は5波延長型になりやすい
・4波は2波よりも大きい(3波に対しての戻りなので、時間・値幅とも大きくなる)
<5波動目>
・ダイアゴナルトライアングル(3-3-3-3-3)になることもある
・3波が1波の3倍ある時は、フェイラーやダイアゴナルが出やすい
・3波が1波の2倍くらいの時は、4波戻しの倍伸びる事が多い
・5波は1波と同じ長さになりやすい
2)修正波
修正波トレンド最初に現れるA波、だましとなるB波、大きく力強い波動となるC波
・ABCを合わせて修正3波動になる・4波とB波にトライアングル修正波が出やすい
<修正A波動>
・A波は3波動or5波動で構成(A波だけの特徴)
・3波動ならフラット系、5波動ならジグザク系
・A波が5波構成ならジグザクパターンで急落気味で下値も深い
・直近の5波動目の38.2・50.0・61.8・100%戻す
・通常の推進波ではなく、リーディングダイアゴナルになる場合がある
<修正B波動>
・B波は常に3波動構成
・A波の38.2・50.0・61.8・78.2・100%になる
・B波は調整パターン(ジグザク・フラット・トライアングル)の全部の可能性がある
・A波が5波動の場合 ⇒ B波はA波の61.8以内
・A波が3波動の場合 ⇒ B波はA波の61.8以上
・A波の始点を超えてしまうケースもある(イレギュラートップ)
・B波が弱いとC波が強くなる(ジグザク系)
<修正C波動>
・C波は5波構成
・値幅はA波の終点を超える
・A波の1.0・1.618倍、2.0・2.618倍が目安
・もしくは、直近5波動の1~5波までの38.2・50.0・61.8・78.2・100%になる
・通常の推進波ではなく、エンディングダイアゴナルになる場合がある
以上です
ちょっと、言葉だけでは分かりづらいと思いますので、実際のチャートでいろいろと検証してみてくださいね
また、自分独自の特徴などを掴めれば、シナリオ作りにも役立つと思います
ここから余談ではないですが、文書だけで終わるのはちょっと寂しいので、波動の個性とフィボナッチ比率などを簡単にまとめた図をおまけで出しときますね
エリオット波動と使ってトレードする場合の戦略としては、上位の波動において内部波動で衝撃波が出現する可能性がある場所を下位で狙うという事です
たとえば、4時間波動でその内部波動の1時間波動の衝撃波の箇所を狙う
つまり1時間波動の1・3・5・A・C波を狙うってことです(A波はフラット修正波の場合は衝撃波にならない)
*例:4時間波動の内部波動である1時間波動で3波・5波を狙う
ここまでの説明で、1波を狙うっていう事に疑問を持った人は素晴らし
3波と5波を狙うのが一般的に言われている事で、1波目は個性で書いたとおり、1波目なのかどうかの判断が難しいです
しかし、上位のエリオット波動が分かっていれば、5波終了からの修正波の内部波動の1波動目や上昇エリオットから下降エリオットに転換する際の下降の1波目なども狙えるって事です。
単純に一つの時間足だけの分析では1波は狙えません、そうエリオットの特徴でもあるフラクタル構造を生かした分析ができれば、ワンランク上の戦略が立てられるって事です。
ちょっと言葉だけでは分かりづらいですよね
フラクタル構造がしっかりわかってくると、理解できると思いますので、そのあたりも学習してみてください。
しかし、上位のエリオット波動が分かっていれば、5波終了からの修正波の内部波動の1波動目や上昇エリオットから下降エリオットに転換する際の下降の1波目なども狙えるって事です。
単純に一つの時間足だけの分析では1波は狙えません、そうエリオットの特徴でもあるフラクタル構造を生かした分析ができれば、ワンランク上の戦略が立てられるって事です。
ちょっと言葉だけでは分かりづらいですよね
フラクタル構造がしっかりわかってくると、理解できると思いますので、そのあたりも学習してみてください。
次回はちょっとマニアックに「内部波動(副次波)」をやろうと思いますのでお楽しみに

日間学習&結果 3/30(火)
日間学習&結果 3/29(月)
週間振返り学習(2021年3月第4週)
ポンド円、3月4週目の振返り学習も更新です
ポンドル同様、前半戦はいい感じの下落だったんですが、以外にタイミングがあわず、チャンスも1回ほどでした
後半はまただらだらと上昇して、チャンスなしでした
単に調整なのか、それともエリオットの新しい下降波動なのかという所
この調子で下がってくれるとポコニカル祭りが来るんですけどね
さて、今週はいろいろと気づきがあって、今さらこんな簡単な事に・・・やっと気が付いた(;^_^A
やっぱ、知ってるようで、見てるようで、まったく見てなかったって事を思い知らせれました
でも、この気づきが自分の中ではとても大事な事のような気がしてます
で、それを確かめるためにも、もう一度今年の1月分から分析をやり直して、ブログの方も再更新しています。
なので、文書の内容と画像が違うかもしれませんが、気にしないでくださいね
ポコニカルを使うには、ポンドドルより、ポンド円の方がタイミングがとりやすいって事です
チャート分析も微妙な所を調整しつつ、また、刷り込み苦行もみっちりやろうと思います
今週持っていうか、今月は迷走したこともあってほぼリアルトレードはせずに検証のやり直しばかりでしたが、来週から4月にも突入するので、リアルトレードの方もやっていこうと思います
さて、振り返り学習行ってみますかね
◆週足

◆日足

◆1時間足

◆3/22(月)
ポンドル同様、前半戦はいい感じの下落だったんですが、以外にタイミングがあわず、チャンスも1回ほどでした
後半はまただらだらと上昇して、チャンスなしでした
単に調整なのか、それともエリオットの新しい下降波動なのかという所
この調子で下がってくれるとポコニカル祭りが来るんですけどね
さて、今週はいろいろと気づきがあって、今さらこんな簡単な事に・・・やっと気が付いた(;^_^A
やっぱ、知ってるようで、見てるようで、まったく見てなかったって事を思い知らせれました
でも、この気づきが自分の中ではとても大事な事のような気がしてます
で、それを確かめるためにも、もう一度今年の1月分から分析をやり直して、ブログの方も再更新しています。
なので、文書の内容と画像が違うかもしれませんが、気にしないでくださいね
ポコニカルを使うには、ポンドドルより、ポンド円の方がタイミングがとりやすいって事です
チャート分析も微妙な所を調整しつつ、また、刷り込み苦行もみっちりやろうと思います
今週持っていうか、今月は迷走したこともあってほぼリアルトレードはせずに検証のやり直しばかりでしたが、来週から4月にも突入するので、リアルトレードの方もやっていこうと思います
さて、振り返り学習行ってみますかね
◆週足

◆日足

◆1時間足

◆3/22(月)
日間学習&結果 3/26(金)
日間学習&結果 3/25(木)
日間学習&結果 3/24(水)
基礎講座07-2 エリオット波動論(波のガイドライン編)
基礎講座07-2「エリオット波動論(波のガイドライン編)」
エリオット波動の基礎講座第二弾、波のガイドラインについて学習していきましょう
主には衝撃波のガイドラインとなりますが、エリオット波動を把握(カウント)していくための、波動の特徴やガイドラインとなるものがいくつかあります
3.オルタネーション(交互の法則)
そして、以前の余談で少し触れましたが、衝撃波全体のフィボナッチで、3波や5波がどの辺まで伸びたら完了してそうなのか?逆にこの比率ならまだ3波や5波を達成していないとかの目安となるフィボナッチ比率もそのうちに公開しようかと思いますのでお楽しみに
だんだん内容が深くなってきましたねww
次回は「各波動の個性」として、各波動の特徴のまとめをやろうと思いますのでお楽しみに




エリオット波動の基礎講座第二弾、波のガイドラインについて学習していきましょう
主には衝撃波のガイドラインとなりますが、エリオット波動を把握(カウント)していくための、波動の特徴やガイドラインとなるものがいくつかあります
1.波の延長(エクステンション)
延長とは、さらに小さく細分化された衝撃波を内包することを言います
ほとんどの衝撃波は1.3.5波の内1つの波動が延長し、3波が延長する事が多いです
3波がそれほど大きくない場合は、5波動目が延長波になる事を示唆しています
2.トランケーション(フェイラー)
5波動目が3波の終点を超えることができない現象です
3波動目が延長波になる場合に現れやすく、その理由としては
①3波が延長した段階で2-4チャネルやフィボナッチの目標を達成した
②上位の段階のチャネルやフィボナッチの目標を達成した
③上位の段階でエリオット波動の定石ポイントに達成した
波形だけ見ると、フェイラーで5波終了したのか、それとも手前で5波完了して今は修正波なのか判断が難しい所です。
見分け方としては、内部波動が3波動なら修正波、5波動なら5波のフェイラーの可能性が高いと言えます
また、ちょっと余談ですが、5波終了の判断は見た目だけでは判別しづらい場合があります
また、ちょっと余談ですが、5波終了の判断は見た目だけでは判別しづらい場合があります
このフェイラーもそうですが、フラット修正波の場合、手前の5波を超える場合があり、見た目上は5波のように見えます
逆に言えば、ここで5波終了だと思っていたら、実は手前の波で5波まで完了していて、ここは拡大フラット修正波のb波終点だった!なんてこともあります
これがいわゆる、「イレギュラートップ」と呼ばれているものです
このように、フェイラーも含めて5波完了の判断は見た目だけでは難しい場合がありますので注意しとく必要がありますが、実際のカウントでは、なるべくフェイラーと判断しないようにカウントしていくのがいいと思います。(フェイラーと判断しがちになるとカウントを間違いやすくなるため)
3.オルタネーション(交互の法則)
簡単なジグザク系と複雑なフラット系が交互に現れるという現象で、2波目と4波目、フラット修正波のA波とB波で現れます
基本的には、2波動目は急勾配のジグザク系の修正、4波動目は横ばいのフラット系の修正になりやすいです
この交互の法則が分かっていれば、今の波動が2波動目なのか4波動目なのか?
また、ジグザク系の修正が現れたので、次はフラット系の修正になるんじゃないか?
また、ジグザク系の修正が現れたので、次はフラット系の修正になるんじゃないか?
という判断材料になりますね
ただ、必ずそうなるというわけではありませんので、過信しすぎには注意ですよ。
4.チャネリング
衝撃波のカウントや4波や5波の終点を予測するのに役立つのがこのチャネリングです
用は、チャネルラインを使って波形を予測していくものです
それぞれの場面に合ったチャネルラインを使っていき、波動の始点終点をもじって
0-2チャネル、1-3チャネル、2-4チャネルなどと呼びます
一般的なチャネルラインは0-2チャネルや2-4チャネルですね
このエリオットの波動カウントとチャネリングを組み合わせると、目線の決定などにかなり役立つの知っておいて損はありません
細かい点では、チャネルの引き方やスローオーバーなどもありますが、そのあたりはまた学習してみてくださいね
5.フィボナッチ比率
エリオット波動には欠かせないガイドラインがこのフィボナッチ比率です
各波動の大きさや転換位置の目安となるガイドラインです
衝撃波の各波動、各修正波にもそれぞれガイドライン的なフィボナッチ比率があります
また、衝撃波1-5波の全体としてもフィボナッチの比率があったりもします
細かいフィボナッチ比率はまた各自学習してみてくださいね
尚、以前にTwitterで出した、波のガイドライン(フィボナッチ比率含む)の一覧の資料も出しておきますね
そして、以前の余談で少し触れましたが、衝撃波全体のフィボナッチで、3波や5波がどの辺まで伸びたら完了してそうなのか?逆にこの比率ならまだ3波や5波を達成していないとかの目安となるフィボナッチ比率もそのうちに公開しようかと思いますのでお楽しみに
だんだん内容が深くなってきましたねww
細かい部分はまだまだ奥が深くて、説明しきれません
エリオット波動のチャネリングやフィボナッチ比率を学ぶと、同時に一般的なチャネルラインやフィボをどこにあてると効果的なのかなどの学習にもなるので、是非じっくりと学習してみてくださいね。
長くなってますが、余談を一つだけ
以前もどっかで行ったかもしれませんが、エリオット波動を極めるのは修正波を極めるのが必須です。
そして、肝心のトレードで3波や5波を狙うためにも、修正波を把握できるかどうかで一番おいしい部分の初動から入れるかどうかが決まります
以前もどっかで行ったかもしれませんが、エリオット波動を極めるのは修正波を極めるのが必須です。
そして、肝心のトレードで3波や5波を狙うためにも、修正波を把握できるかどうかで一番おいしい部分の初動から入れるかどうかが決まります
超簡単に把握する方法としては、修正波はジグザク系でもフラット系でもトライアングル系でも、値動きはギザギザで方向感がないような動きになりやすいって所です。
綺麗に波形をつけて上昇や下降している波に対して、ギザギザで反対方向に進む値動きが修正波、そういわゆる「調整の動き」となりますね。
ギザギザの動きが絶対修正波というわけでもないので、これも沢山チャート検証してみて自分軸を見つけてみてくださいね。
綺麗に波形をつけて上昇や下降している波に対して、ギザギザで反対方向に進む値動きが修正波、そういわゆる「調整の動き」となりますね。
ギザギザの動きが絶対修正波というわけでもないので、これも沢山チャート検証してみて自分軸を見つけてみてくださいね。
次回は「各波動の個性」として、各波動の特徴のまとめをやろうと思いますのでお楽しみに



